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Posted by naturum at

2006年03月28日

うどん打ち講習会

この催しものは2006年3月28日に行われました。

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本日、旭山記念公園「森の家」において
春休み中の親子を対象にした
「うどん打ち講習会」が行われました。

講師は、洞爺財田(たからだ)自然体験ハウスの
ネイチャーガイドである、鈴木さんです。
断っておきますが、うどん屋さんではありません(笑)。

先ずは、道具と材料から見てみましょう。
今回は時間がないので、足で踏む作業は行わず、
代わりに、ふたで密閉できる容器を使いました。

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材料は、強力粉、薄力粉、塩、水、それだけです。
強力粉には今回、北海道江別産の「はるゆたか」を使いました。

では、順を追ってご紹介します。
写真(以下P)下左、容器に強力粉と薄力粉を1:1の割合で入れます。

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P上右、水は、混ぜた粉の45%の分量で入れます。
ここでは300gの粉を作ったので、水は135ml(g)です。

そして、水に塩を適当に入れてかき回します。
塩を入れるのは防腐のためということもあるのですが、
今回はすぐに食べるので、ほんとに少量を適当でいいみたいです。

P下、容器を密閉し(さもないとふたがあいて粉が飛んでしまう)、
このようにシェイクします。全部で10分ほど振ります。
この方が、今回の講師の鈴木さんです。

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P下左、2、3分振ると、ふたやへりにこのように粉がこびりつくので、
箸などではがして中に入れます。

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P上右、ふたをし直してさらに数分振ると、このように、
中に玉が出来てきます。こうなると、もう少し。
でも、だんだん腕が疲れてきます・・・

P下左、10分振ってようやく終わり。粉をボウルにあけます。

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P上右、それをボウルの中でこねて、大きな玉にします。

P下左、玉ができました。

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P上右、玉をビニール袋に入れて、10分ほど寝かせます。
ビニールに入れるのは乾燥防止のためですが、
シェイクに使った容器があいていれば、そこに入れても構いません。
まるで肉まんあんまんみたいです・・・

P下左、10分経ったらビニールから出し、先ずは手でこねます。

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P上右、適当にこねたら板の上に置き、先ずは手で伸ばします。

P下左、こん棒で少しずつ伸ばしてゆきます。
伸ばし方のコツは、先ずひとつ、
手の指先を曲げて、「ネコの手」状態にすることです。
爪が前に出ていると、滑った時生地に穴をあけてしまうからです。
もうひとつ、こん棒を押しながら回す時、
最初は中、徐々に外に向かって押して満遍なく力を加えます。

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P上右、うどんらしくするために、だんだん四角く伸ばしてゆきます。

P下左、あまり薄すぎないくらいまで延ばしきったら
2つに折りたたんで重ねます。
なお、作業の合間合間に小麦粉をまぶして、作業をしやすくします。

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P上右、いよいよ切ります。
切り幅はお好みですが、ゆでると1・5倍くらいの太さになるので、
気持ち、細めに切った方がいいということです。

P下左、切ったものは、くっついてしまわないように、
すぐに伸ばしてほぐします。

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P上右、鈴木さんの前に、どんどんうどんが出来てゆきます。
要領が分かったので、奥でも別の人が作業を始めました。

P下左、うどんをゆでます。
ゆでる時間は20分。たっぷり時間をとります。

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P上右、なお、この建物にはガスコンロ等がなく、
薪ストーブも、ゆでるには火力が弱いので、今回は、
鈴木さんが、アウトドア用ガソリンコンロを持ってきました。

P下左、ゆでている間、子どもたちも、
見よう見真似でうどん作りに挑戦し始めました。

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P上右、大人も顔負けの、きれいに切り揃えたうどんです!

P下左、20分、ゆであがったようです。
この建物はまだ新しく、物があまり用意されておらず、
今回は菜箸がないのが、少々痛かったです。

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P上右、それを水にさらして、出来上がり!

P下左、テーブルの上には、つゆ(温かい、冷たい)と、
いろいろなトッピングが並んでいます。
天ぷら、あげ玉、鶏肉と油揚げを似たもの、長ネギ、
とろろいも、大根おろし、鶉の玉子、漬け物、かまぼこ、海苔。

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P上右、各自思い思いに好きなものを乗せて食べます。
これはその例です。
なお、鶉の玉子はこの後ちゃんと割りましたので、ご心配なく(笑)。

P下左、水にさらさず、直接ゆでている鍋からすくって食べるという
豪快なやり方をする人も、結構いらっしゃいました。

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P上右、写真を撮りながら様子を見ていた僕も、
ようやく食べることができました。これがそのうどんです。

食べてみると、これがほんとにおいしい。
正直、踏まないでやるといったい、
どれだけ「コシ」が出るのか分からなかったのですが、
これならまったく問題ありません。

それよりも、打ちたて、作りたてを食べられることが、
何よりもうれしく、またおいしく感じられました。

これはたいした道具が要らないようなので、
みなさんもぜひ、ご自宅で、キャンプでお試しください!


また、実際に鈴木さんに教えてもらいたい、
体験したいという方は、本文及び右の
「洞爺財田自然体験ハウス」のリンクを経由して、
直接お問い合わせいただけるとさいわいです。
残念ながら旭山記念公園ではまだ、
定期的にやる体勢が整っていません、あしからず・・・

鈴木さんの話術の巧みさ、知見の広さに接しつつ、
楽しいひとときを過ごしながら、
おいしいうどんを食べることができますよ!

******************************

この記事へのコメント


こんばんは
いゃあ、実に美味しそうです。
私も自分でうどんを作ってみたくなりました。
guitarbirdさんの丁寧な解説を読むと、
何だか私でも簡単にできそうな気がしてきました。
ありがとうございました。
Posted by いつまでも野球少年 at 2006年03月28日 23:34


いつまでも野球少年さん、こんばんわ
これ、ほんと、思った以上に簡単に手軽にできますよ。
粉をこぼさない容器さえあれば。
あとは粉のこね具合が不安かもしれないですが、
そこはなんとかなると思います(無責任な言い方ですが・・・)
ぜひ、挑戦してみてください!
Posted by guitarbird at 2006年03月28日 23:43


こんばんは
早速、旭山記念公園「森の家」の催しを始められたのですね。
参加された方たちも、またの機会を楽しみにされているのでしょうね。
Posted by 白パンダ at 2006年03月28日 23:56


家にある材料で出来そうですね!!
大きなまな板が、考えどころです(^^ゞ
そばとかうどんとか自分で作ってみたいと
思ってたんですよね(^^)v
ぜひチャレンジしてみようと思います!
財田ってキャンプ場とかもあるところかしら…。
一度行ってみたい場所です。
Posted by nuts at 2006年03月29日 00:15


こんばんは
鈴木さんにこんな特技があるなんて知りませんでしたし、
「はるゆたか」ってのも全く知りませんでした。
地産地消はやっぱり環境のキーワードですね。
本題から少しそれますが、
白パンダさん、前の記事ではご丁寧に返事までいただいて
こちらこそありがとうございます。
異動と言っても大通方面に動くだけですので、
これからは北大界隈に次ぐ激戦区
狸小路周辺をguitarbird さんと開拓したいと思っています(笑)
Posted by いーつう at 2006年03月29日 01:22


白パンダさん、おはようございます
ここは自然だけではなく、このようなことでも
もっと活用してゆきたいと思っています。
(私だけの意向ではないですが)。
Posted by guitarbird at 2006年03月29日 05:24


nutsさん、おはようございます
そうですここはキャンプ場がある所なので、
季節になったらぜひ、訪れてみてください。
そういう私がまだ行ったことなくて、鈴木さんに申し訳ないのですが・・・
まな板、鈴木さんは、ベニヤ板を買って切ったものも使っているそうです。
反らないように合板の方がいいとも言っておられました(確か・・・)
あと見た感じ、表面がざらざらじゃない材でした。
ぜひ、やってみてください!
Posted by guitarbird at 2006年03月29日 05:29


いーつうさん、おはようございます
そうなんです、江別産なんですよ。
12号線走っていて見える畑のどこかで作ってるのかな、
などと昨日は袋を見ながら思いました。
今日はコンサートですが、近くでスープカレーでも食べようかな(笑)。
Posted by guitarbird at 2006年03月29日 05:32


おはようございます。
容器に入れて振る方法は初めて聞きました。
これならキャンプでも作りやすいですね。
切った人によって太さが違うようですね。
私は太目が食べたいです。
ほんとに美味しそうですね。
Posted by ADIA at 2006年03月29日 09:34


おはようっす!
実は財田って今まで「ザイタ」って読んでました(^^;
粉の割り合いもいろいろあるんですね。
最終目標は蕎麦ですけど
うどんもやってみたくなりました!
・・・これ以上太りませんように(祈
Posted by おやぢ at 2006年03月29日 10:12


こんにちは、juiceです。
うどん美味しそうですね。お腹が減ってるんでたまりません。
お昼は、寒いし、うどんだな。(冷凍麺だけど)
小麦粉から何かを作るといつも、
「小麦粉は、パン、うどん、パスタ、ケーキ、何にでもなって本当に凄い。」
と改めて感心します。
Posted by juice at 2006年03月29日 10:56


ADIAさん、こんにちわ
私も最初は、ほんとにこれで出来るのと
少々疑問でしたが、そんな心配は要りませんでした。
太さが違うと、食べた時、微妙に固いところや薄いところがあって、
それはそれで食感として面白かったです。
ぜひお試しください!
Posted by guitarbird at 2006年03月29日 12:05


おやぢさん、こんにちわ
財田地区は香川からの入植者が多くて、
それで鈴木さんはうどん打ちをするようになったということです。
そばは、アレルギーの人がいらっしゃるので、
ハウスではやっていないとも言っておりました。
私も、太らないように気をつけないと・・・
Posted by guitarbird at 2006年03月29日 12:07


juiceさん、こんにちわ
昨日は奇しくも鈴木さんも、小麦からいろいろ出来るという
昔の人の知恵はすごいなと言っておられました。
パスタは細いのでパスタマシーンを使うといいようです。
冷凍麺のうどんもおいしいですよね!
Posted by guitarbird at 2006年03月29日 12:08


guitarbird さん こんにちわ。
以前飲んだ後は、ラーメンが定番でしたが、
今はうどんかそばが多くなりました。
ごてごて具が入っていない、
かけタイプがいいです。ネギと七味たっぷりでね。
コンサート楽しんできてください。私の分も。
Posted by へなちょこ隊長 at 2006年03月29日 12:43


guitarbirdさん、こんにちわ。
手打ちうどんめっちゃ美味しそうです。
いかんヨダレが・・・。
036も何回か手打ちうどんを作ったことがありますが、
やはり市販品には無い「味」がありますよね。
麺が太すぎて、ほうとうみたいになりましたが^^;
アウトドアでも楽しそうですね。
機会があれば、作ってみたいと思いました。
Posted by 036 at 2006年03月29日 15:06


隊長さん、こんにちわ
ラーメンのかけってそいえば、家で食べる以外はないですよね・・・
うどんもそばも、食べるとほっとするものがあるように最近は思います。
ですが私は札幌で、おいしい「そば屋」さんというものを知りません。
そばは東京がやっぱりうまいと思います。
これからストーンズ出ます!
セットリストは紹介したいです!
Posted by guitarbird at 2006年03月29日 16:41


036さん、こんにちわ
そうです、まさにそれ、市販品にはない「味」ですね。
昨日はそれをいちばん感じました。
麺の太さも自由にできるのも、また面白いですよね。
いやほんとに、おいしかったです!
ぜひアウトドアでもお試しを。
Posted by guitarbird at 2006年03月29日 16:43


丁寧なご説明、ありがとうございました。
ほとんど「マニュアル」になっていますので、
このままやっていただければどなたでも
「手打ちうどん」が作れると思います。
一つだけ訂正ですが、私の職場ではそば打ち体験も実施しています
(見切り発車的にはじめてしまったので…)。
そば打ちのほうが時間は短くすみますが、
奥が深いので、うっかりすると「深み」にはまります(笑)。
私の周りにも道具や粉にこだわる方が何人もできました。
道具も材料も身の回りにあるものでできると思いますので、
ぜひチャレンジしてみてください。粉と遊ぶのは本当に楽しいですよ。
Posted by とうやの鈴木です at 2006年03月30日 10:26


鈴木さん、こんにちわ
すいません、そばの件については、勘違いしておりました。
訂正していただきありがとうございます。
ほんとに、こんなに簡単で特別な道具が要らないというのは
知らなかったので、驚きでもありました。
昨日、うちにあった乾燥のうどんをゆでて食べましたが、
やっぱり、昨日の今日で、それでは物足りなかったです(笑)。
ということでみなさん、ぜひ洞爺にいらしてください!
私も行きます、今年こそは。
Posted by guitarbird at 2006年03月30日 12:37


(^-^*)/コンチャ!
今度はうどんを制覇したいと思っておりました。
このレポ読めば出来そうですね~
シェイクするといのは初めて見ました。今度やってみよう!
Posted by naru at 2006年03月30日 13:48


naruさん、こんばんわ
シェイクする時、疲れないように交代でやるのがいいかも、です。
少なくとも、この行程でいちばん体力を使う仕事ですね。
ぜひお試しください!
Posted by guitarbird at 2006年03月30日 17:35


おはようございます。
手打ちうどんたまに子供の暇つぶしに作ります^^;踏んづけて・・
割といい運動です
初めに容器であわせちゃうのが、斬新!!
子供も持てる小さめ容器で、トライしてもいいかも・・
「はるゆたか」は、いつもパンでお世話になってます。
Posted by ゆうとまま at 2006年03月31日 08:23


ゆうとままさん、おはようございます
本文にもちょっと書いてありますが、粉が300gになるように作ると、
多すぎず(振りにくになる)、少なすぎず、いいみたいです。
振るのが飽きなければ、とっても面白いと思います!
「はるゆたか」を使っていただいて、道民としてうれしいです!
Posted by guitarbird at 2006年03月31日 08:53
  


Posted by 森の家の案内人 at 20:00Comments(0)